生存本能ヴァルキュリア

「君たちが明日の『ヒカリ』だ 輝き続けてくれ」丸山担の妄言。

関ジャニ∞って『ガキ使』の正統後継者なのかな、という話

どうもこんにちはこんばんは。十五祭リリースの前に6人の関ジャニ見とかないとな~と焦りだしようやくGR8etstのDVDを視聴してSAN値がゴリゴリに削られてしまいました。それと大倉くんのお手紙*1についてを三週間ほどずっと考えてるんだけど書いては消してでちっともまとまらないので仕方ないからどうでもいい方の話をします。タイトル通り関ジャニ∞とガキ使の親和性についてです。

 

ダウンタウンガキの使いやあらへんで!」1989年10月4日から日本テレビ系列で毎週日曜日(一部地域を除く)の23:25 - 23:55(JST)に放送されているお笑いバラエティ番組。略称は「ガキの使い」「ガキ使(がきつか)」「ガキ」など。

 以上Wikipedia先生からの引用なんだけど、まあ大体の国民がタイトルはご存知かなっていう人気長寿バラエティ番組ですね。今年の10月で放送開始30周年!!深夜のレギュラーは見たことなくても年末特番なら見たことあるって方もたくさんいるかな~と思いますが、自分もここ7~8年くらいレギュラー放送の方はあんまり見ていないのでツメの甘い部分が多々あるであろうことをまず先に謝ります。ガキ使ヘビーユーザーの方すみません。あとあんまりガキ使知らない~って方にもなるべく分かるように書ければと思っています。

 

 

そもそも10年くらい前から「ヨコヒナってジャニーズのダウンタウン…?」という勝手な妄想を抱いていたんだけど、これは別に関西出身だから関西弁だから、とかいう安直な理由だけではなく村上くんの突っ込みの技法が浜ちゃんにかなり近いと感じたことが発端となります。ジャニーズ内にはつっこみのできるMCの方は中居くんを筆頭に何人もいるんだけど、主に“ボケた発言者をドツく”スタイルをメインで使用しているMCは今のところ村上くんのみです。村上くんは若手の頃ナイナイ矢部さんのトークを繰り返し見て研究していた、というのも紳竜漫才のテープを繰り返し聞いていた浜ちゃんとダブるし、というか難しいこと抜きで「頭にタオル巻いたジャージ姿で竹刀振り回す」のが芸能界で似合う1位2位は断トツこの二人だよな~と思うんだけど、思いません?思いますよね???

 

じゃあ横山くんは松ちゃんなのか?というとそんな単純な話ではなく、ボケの方向性や自分の言ったことに照れ笑いする照れ屋なところ等似ているポイントはあるもののそこまで似てはいないかな~。個人的にはダウンタウンとヨコヒナの親和性は個々のキャラクターではなく二人の関係性だと思っています。例の「一蓮托生」発言を筆頭とした互いが引退したら片方も辞めるだろうなと第三者に思わせるところとか。そして松ちゃんのボケセンスに近いのはすばるくんですね。二人とも甲本ヒロトさんリスペクトだし。

 

いや話が逸れてきた。この記事の主題は「ダウンタウンと三馬鹿は似てる」とかじゃなくあくまで関ジャニ∞はガキ使をなぞっているのでは」です。なんでこんな妄想抱き始めたかというとJUKE BOXの『24時間密室共同生活』初見で「ジャニーズがガキ使やってる!!!!????」と結構な衝撃を受けたからなんだけど、多分あれ見た大体の人が多かれ少なかれガキ使みを感じたのではと思うんだけどどうですか。「関西弁を使ったら罰」ってもはや隠す気ゼロそのまんまのコーナーだし。そもそも本人たちもパロディであることを薄々自覚している発言してたし。タイトルは言うに及ばず、平和な空気に突如乱入者が現れて場をめちゃくちゃにしていく一連の流れや理不尽な罰ゲームは年末の笑ってはいけないアレそのままなんだけど、個人的には年末シリーズよりも前の単発でやっていた罰ゲームの方に空気が近いと思っています。まず松本さんvs浜田さんで対決(日本シリーズでどちらが勝つか、等)後、負けた方が罰を受け勝った側は仕掛け人として裏で操ったりたまに本人登場したりというのが最初の頃の24時間罰ゲームでした。笑ってはいけないだけではなく怖がってはいけないや24時間耐久鬼ごっこなどシチュエーションも色々ありました。民家に閉じこめられるのは松ちゃんがひたすら肝試しさせられる「ひとりぼっちの廃旅館一泊二日の旅」に似てるかな。それにしてもプロのお笑い芸人の方々かしんどいきついと言う企画をそのまんまアイドルがやっているという衝撃。そもそも必然性のない対決ゲームを立ち上げて負けたら罰ゲームという理不尽な流れ*2自体、初期の24時間罰ゲームの流れを汲んでいます。個人的にはあからさまなパロディの「24時間~生活」よりも『JAM』の「手錠ドミノ」の方が寸劇を挟んで作業の邪魔をする、という流れが年末の「笑ってはいけないシリーズ」に近いと思ってます。それと罰を与える側に大倉・渋谷が回ったことでも寸劇がシュールに寄り「笑っては~」に近付いたかなと。そしてヤクザを派遣する村上くんはやっぱり浜ちゃんなんだよなあ。

 

とにかく異様なボリュームのCD特典映像を視聴する度「こんなガキ使みたいなことを…」とおののいてたんだけど、特に関ジャニ∞が多用する「何も知らないメンバーがどこか(大体会議室)に呼び出されると怒っている誰かが待っていて企画スタート」という流れ*3、バラエティではお馴染みのヤツだけどこれはガキ使の「松本挑戦シリーズ」が元祖(かどうかは不勉強につき断言しかねますがこういう流れをバラエティに根付かせたのはこのシリーズの功績が大きい)かなと思います。松ちゃんがレギュラー陣を呼び出して「大記録に挑戦したい」と無茶を言い出す体のこの企画、松ちゃんの意思を浜ちゃんが汲んで「松本の希望を叶えてやりたい」と言い出す小芝居から始まります。この流れ『ここに』の201∞盤の特典で丸山くんと横山くんがそのまんま再現してたし、少なくとも横山くんは「松本挑戦シリーズ」に準ずるバラエティ的お約束を分かってやってます。これに限らず横山くんはこの手の“お約束”を大事にしてるしね。

 

妄言ついでにもうひとつ、丸山くんの謎企画*4におけるなんとも言えないなんとも言えなさは板尾シリーズに近いものを感じるんだけどどうでしょう???いきなりやってきてメンバーを困惑させまくってすっきりさせないまま終わる感じ、板尾さんがめちゃくちゃないちゃもんつけにきて金を巻き上げて帰っていくアレをお笑いでやれるのは板尾さんの高い演技力の賜物であり、素であの空気を出せる丸山くんって本当一体なんなんでしょうねマジでマジで。更にどうでもいい話をついでにするけど「丸山が2050年からやってきた!」ってタイトル、ガキ使の「森三中がやってきた」を勝手に思い出してタイトルだけで笑いました。

 

 

ま~~ここまで好き勝手書きましたが、別に「関ジャニ∞はガキ使をパクってる」とかバカなことを言いたい訳では断じてありません。断じて違います。そもそも日本のバラエティ・お笑い番組において「ガキ使」の企画がそのままスタンダードな流れとして根付いているので、バラエティの文脈で面白い企画をやるとなると「ガキ使」の膨大な企画のどれかにフォーマットが似るのは当然と言えば当然なんです。関ジャニ∞の企画もほほえみデートははにかみデートだし『元気が出るCD』の「元気が出る運動会」は完全に元ネタ「元気が出るTV」のパロディな訳で、「ガキ使」に限らずバラエティ番組全般のフォーマットに則って特典企画を考えているだけだと思います。じゃあ結局何が言いたいかというと、トップクラスのプロの芸人さんたちが成立させている企画をそのまんまのフォーマットで成立させられる関ジャニ∞のバラエティ能力の高さってもっともっと評価されてもいいんじゃない?ってことなんだけど。いや既にある程度認知されてはいると思うんだけどね…。クロニクルで即興コント*5も台本ありコントも普通のバラエティ番組のコーナーもロケ企画*6も全部こなしてるのはアイドルとしてはとんでもないレベルなので、もっと早い段階で全国放送してほしかったと切に思います。「面白い関ジャニ」が独り歩きすることを嫌がっているファンの方がいるのは重々承知していますが、「面白い」のレベルが高ければ高いほど「かっこいい」が際立つのも確かだし彼らは間違いなく絶対に「かっこいい」のだから。

 

 ただ能力があるからといって本人たちがその方向を望んでいたのか、というと、分からない、というかそれを考えると、私は苦しくなります。

 

 

*1:オールナイトニッポンゴールド大倉くんと高橋くん2019.9.06内で読まれた

*2:∞祭→ほほえみデート等

*3:『puzzle』村上くんドッキリ企画、『8test』センターは俺だ!、他

*4:関ジャニズム』CD特典「丸山が2050年からやってきた!」、『真夏のリサイタル』FFPP等

*5:TOGAKIハウス・いきなりドッジ他

*6:なのにさんを探せ他